『大谷翔平の人気の秘密！！』どうしてここまで海外で活躍する日本人選手のニュースはウキウキするのか？
出典：Associate Press Photo
大谷選手、すごいですね！！ニュース番組やスポーツ番組で彼の姿を見ない日はありません。まさに時の人です。
そのちょっと前はテニスの大坂なおみ選手。さらにその前は、フィギアスケートの羽生結弦選手。さらに、さらにその前はメキシコへ行った本田圭佑選手。
日本人選手が海外の舞台で活躍しているニュースは実に爽快で、こっちまでウキウキしてきますよね？
でも、どうしてなのでしょうか？どうして我々は日本人選手たちの活躍をここまで自分のことのように喜べるのでしょうか？どうして海の向こう側にいる選手たちをここまで日本のメディアが血眼になって取り上げるのでしょうか？
その答えは簡単です！！
それは日本という国が、単一民族国家だからです。
ちょっとややこしい話をします。
ヨーロッパ、アジア、アメリカ大陸の国々は、長い歴史の中で侵略、植民地化、奴隷貿易をいくども繰り返して来ました。その結果、人種が混ざりに混ざり合って、とうの昔に単一民族国家でなくなりました。
日本はというと、島国に加え、鎖国して歴史背景も手伝い、人種は混ざらず、日本は世界でも類を見ない単一民族国家であり続けています。
そのため、他の民族よりも民族同士の距離感が非常に近く、一度も会ったこともない人でも、”同じ民族”という理由だけで（大きなことなのかもしれませんが）、その人の功績を自分のことのように喜べるようになったのです。
単一民族国家ということ以外にも、植民地化を経験していない日本は、英語が十分に普及しなかったため、国際社会とやや距離があります。つまり、こんなインターネット時代だとしても、多くの日本人によって海外は未だ”未知の世界”なのです。
そんな”未知の世界”に大谷選手は突然と現れ、バッタバッタと外国人選手を打ち負かし、唯我独走で活躍するものですから、そりゃ心地いに決まっています！！
こういった特別な感覚が持てるのは、単一民族国家である日本と他のいくつかの国の人たちだけです。
たとえば、サッカーのヨーロッパリーグには、多くのブラジル人選手がいますが、ブラジルのメディアは彼らの活躍するニュースはあまり報じません。リーグ優勝してやっと報じられるくらいでしょうか。
その理由が単一民族国家でないからとは一概には言えませんが、ブラジルは多民族国家であることに加え、貧富の差も激しいので、国民同士のばらつきがあります。そのため、日本人ほどの近い距離感の仲間意識はありません。
とまぁ、このように日本人は他の国の人たちと比べて、同じ国民の活躍をお喜ぶことが出来る珍しい民族なのです！！それはとても喜ばしいことだと思います。仲間意識は民族生存には重要なことですからね。
